はじめに
こんにちは、Cherryです。
今回は、『性交痛』について記事にします。
性交時に痛みを感じ、その痛みが原因でSEXが苦痛になっていませんか?
性交痛は、相談しづらく、一人で悩みを抱え込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
濡れないことは、珍しいことではありません。多くの女性が経験しています。
今回は、性交痛について【原因と対策】を記事にします。
皆様の幸せなセックスライフのお役に立てればと思います。
性交痛とは?
【性交痛】とは、性交時に感じる痛みのことです。
性行為の最中、もしくは行為後に、痛みや不快感を感じます。
痛み方は、ヒリヒリ、ズキズキ、お腹が圧迫されるような痛み、チクチクする痛み、焼けるような痛み、などがあります。
痛みではないですが、子宮付近の下腹部にズーンとする違和感がある場合もあります。
痛みが原因で挿入が苦痛になったり、挿入後に動かせないということもあります。
その原因は、膣内のうるおい不足による乾燥がほとんどです。
うるおい不足の状態で挿入すると、乾燥による痛みや、粘膜を傷つける可能性があります。
まれに、婦人科の病気が原因のこともあるため、注意が必要です。
膣が濡れるメカニズム
女性の膣は外部からの刺激や性的興奮が高まると『オキシトシン』が分泌されます。
下半身に血液が流れ込み、膣壁周辺に張り巡らされている毛細血管が広がり、血管壁を押し開くことで、その隙間から潤滑液がしたたり落ちてきます。
これがいわゆる『濡れる』メカニズムです。
分泌量には個人差があります。
性交痛の原因
1.うるおい不足
女性の身体は、とてもデリケートです。
「濡れさなきゃ」と思うと余計に、セックスに集中できなくなり、エッチな雰囲気から遠ざかってしまいます。濡れにくい場合は無理せず、潤滑ゼリーを使って対応しましょう。
性的興奮が高まっていても、濡れないことがあります。
年齢・体質・その日の体調や気分など様々な原因が考えられますが、代表的なものは以下の通り。
ストレス・疲労
女性の場合は特に、ストレスによってホルモンバランスが乱れやすいです。
膣を濡らすために必要なホルモン『オキシトシン』はホルモンバランスの乱れにより分泌されにくくなります。これも濡れない要因の一つに繋がります。
また、仕事などの疲労により、セックスに集中できなかったり、気分が乗らなかったりすることも多いです。
その結果、膣の愛液の分泌量が不十分になり、うるおい不足になることもあります。
緊張
初めての相手や、経験があまりないなど、慣れない状況でのSEXは緊張しますよね。
緊張すると、筋肉がこわばり、身体がリラックスできず、濡れにくい原因になることがあります。
緊張が原因の場合は、慣れてくると自然と濡れるようになることも多いので、焦らずにパートナーとの時間を楽しみましょう。
その日のコンディション
膣のうるおいは、その日の体調や気分によっても左右されます。その日に水分補給があまりできていないと、濡れにくかったりします。
また、SEXの気分じゃない時にしょうがなくすると、興奮度が低くなり、濡れにくくなります。逆に、したい時やしたい人とすると、しっかりうるおうこともあります。
トラウマ・SEXへの抵抗
過去に性行為ですごく痛い思いをした、性行為自体に抵抗があり積極的になれないなどといった原因により、性行為に対する不安・緊張がストレスになって、性交痛を起こすこともあります。
他にも、パートナーに対して悩んでいたり、コンプレックスや妊娠などの自身の身体に不安があったり、愛情がなかったりなどの精神的な問題も同じことが言えます。
前戯が不十分
愛液は性的な興奮が高まると分泌されます。通常は前戯の後に愛液が分泌されて、挿入がスムーズになり、痛みを伴わずに挿入できます。
前戯が不十分で挿入すると、膣が受け入れ態勢にならず、愛液不足により、摩擦で痛みを伴う場合があります。
女性の濡れるメカニズムを知らなかったり、自分本位のセックスをしたりする男性に見受けられます。男性は女性が受け入れる準備ができるまで、しっかり前戯をする思いやりが必要です。
出産
産後はホルモンバランスが通常と異なるため、分泌量が減るなどのうるおい不足が起こりやすくなります。
また、会陰切開の後のひきつれや『会陰が切れたら…』などの精神的不安や緊張から起こる筋肉のこわばりも痛みを招く原因になります。
更年期
更年期に入ると、女性ホルモンの一種である、エストロゲンが減少し、愛液の低下や、膣のうるおいと弾力性が失われるといった、更年期症状がでてきます。
細胞が衰え、皮膚や粘膜も薄くなり、うるおい自体も失われていくことにより、外陰部がヒリヒリしたり、かゆくなったりなど、性交痛以外にも様々な不快な症状が現れます。
2.膣と男性器が合わない
女性の膣内が狭かったり、男性器が大きかったりする場合も、性交痛の原因になります。太いと膣の入口、長いと膣の奥が痛くなりやすいです。
3.婦人科の病気
性交痛の原因として、骨盤内の腫瘍(子宮内膜症、子宮筋腫など)や炎症性疾患(性器クラミジア感染症、カンジタ外陰膣炎など)の可能性もありますので、不安な方は、産婦人科を受診しましょう。
ラテックスアレルギー
ラテックスアレルギーを持っていると、ラテックス製のコンドームでアレルギー反応が起きてしまいます。かゆみやヒリヒリ感、蕁麻疹などが見られます。
痛む場所は主に3か所
- 膣の入口
- 膣の中全体
- 膣の奥
1.膣の入口が痛む
挿入時やピストン運動でこすれると、外陰部や膣の入口が痛みます。
うるおい不足が主な原因です。
他に、体質・身体的特徴(膣が狭い・処女膜強靭症・ラテックスアレルギー)で痛むのも、入り口付近です。
また、病気による性交痛(細菌性膣炎・トリコモナス・性器カンジタ症)も入り口付近がヒリヒリと熱をもったように痛むことがあります。
膣の中全体が痛む
挿入中膣の中全体が痛む場合も、ほとんどがうるおい不足が原因です。
膣炎などの膣の炎症も考えられますので、潤っている自覚のある方は、婦人科の受診をおススメします。
膣の奥が痛む
膣の奥が痛む場合は、男性が激しく奥(ポルチオ)を刺激したり、体位によるものがほとんどです。
正常位で女性の足を上に持ち上げたり、バックで激しく突かれたりするとポルチオが刺激され、刺激に慣れていないと突かれたタイミングで子宮に響くようなズンズンとした痛みを感じます。
セックス初心者の男性は、「激しく突く=気持ちいい」と思っている男性もいます。あまりに痛む場合は、パートナーに伝えてみましょう。
他にも、膣の奥深いところや、子宮が痛かったりする場合は、婦人科の病気が隠れていることがあります。
☑子宮内膜症・子宮筋腫(子宮にできる良性腫瘍)
☑卵巣腫瘍
☑クラミジア感染症、淋菌感染症による骨盤内炎症性疾患
生理痛がひどい、下腹部痛や不正出血など、性交痛の他に気になる症状があるかたも受診をおススメします。
子宮内膜症は若い女性でも発症する可能性があります。将来、不妊症のリスクが高まることもあるので注意しましょう。医者による診断ができるので、治療したり、何もない場合でも安心できます。
私も生理痛がひどく受診したら、軽度の子宮内膜症でした。
性交痛の対策
パートナーに相談する
婦人科的な原因ではないと考えられる場合は、思い切ってパートナーに相談してみましょう。
体位や激しいピストン、前戯が原因の時はパートナーに相談することで改善が可能です。ローションを自分から使いづらい場合も、相談することで使いやすくなります。
潤滑ゼリーを使用する
うるおい不足が原因の場合、潤滑ゼリー(ローション)を使用することで、挿入がスムーズになります。挿入する時の痛みや、ピストンによる摩擦の痛みはかなり軽減できます。
しかし、パートナーに言いづらい…という方もいると思います。そんな方には、膣の奥に注入するタイプや、ゼリーが多めのコンドームを使用すると良いでしょう。
潤滑ゼリーは、ウォータータイプ、シリコンタイプ、オイルタイプがあります。
自然なうるおいはウォータータイプ、長時間続くうるおいが欲しい方はシリコンタイプがおススメです。
オイルタイプはうるおいが持続しますが、後始末が大変です。
オーガニックのものや、香り付きのローションもありますので、好みに合わせてお使いください♪
うるおい不足のための潤滑ゼリーはウォータータイプがおススメです
一人エッチで感度を上げる
感度が高いかたは、気持ちよさが分かるので自然とセックスに集中できるので、濡れやすい傾向があります。
一方でセックスに慣れていなかったり、感度が低いかたは、前戯されても気持ちよさが分からなかったり、集中できなかったりする原因になります。
まずは、自分の気持ちいい場所と触り方を知ることからはじめましょう。そうすれば、パートナーの愛撫をフォローしたり、自分から気持ちよく動くこともできます。
感度が増すことで、セックスに対する感情がポジティブになり、エッチな気分が高まりやすくなります。
身体が性的に興奮すると、彼を積極的に受け入れたくなり、膣内も濡れやすくなるかもしれません。
挿入時の体位を工夫する
普通の正常位や騎乗位で痛みがない場合は、お互いの性器の大きさは問題ないといえます。
正常位で足を上に持ち上げたり、バックで激しくピストンすると、奥に当たり痛みが出やすいので避けましょう。
性器の大きさが合っていないと、どの体位でも痛みが出やすいのです。その場合は、パートナーに相談し、優しくピストンするようにしましょう。
産婦人科を受診する
性交痛には様々な原因が考えられます。婦人科的な原因が考えられる場合もありますので、不安な方は受診しましょう。
特に、生理痛がひどい、不正出血、痛みで性交が困難、日に日に痛みが増している、おりものの変化、日常的な下腹部痛などがある場合は早めの受診をおススメします。
なにが原因か自分で分からないという場合も同様に受診しましょう。
対策グッズ
ラブミルフィーユ・モイストタイプ 0.03
ローション付きのコンドーム。パッケージがとても可愛く、一見コンドームと分かりません。
ZONE Premium 厚さ薄め
とろみのあるゼリーが先端にたっぷりと入っています。セックス中盤の乾きが気になる人におススメ。容器から出してみると、先端にゼリーが溜まっているのが分かるほどゼリーが入っています。
厚さの表記はないですが、使用感は0.03と0.01の間くらいでした。
リューブゼリー・デリケートイン
膣内に注入するタイプの潤滑ゼリーです。シャワー時やトイレなど、セックスの前に仕込んでおくことができるので、パートナーにバレずに使用できます。
持ち運びもしやすく、使いきりなので衛生的です。
イロハ スムースジェル
イロハのスムースジェルに無香料が登場。個人的に、パートナーとの使用時は無香料派。
バイブやローターも含め、イロハさんは女性の身体を考えて開発してくれているので、とても安心です。自然なうるおいのウォータータイプです。
ワイル セクシャルトイ
普段の愛撫で盛り上がらない場合は、ラブグッズを使用するのもおススメです。指より、的確に気持ちよく刺激することが可能です。
前戯に取り入れることで、セックスがより刺激的になることで、興奮が高まるかもしれません。
まとめ
性行為は本能的な行為だあるといわれ一方で、
妊娠や性感染症に対する不安
二人の関係性
環境や身体的・精神的ストレス
などが原因で、うるおい不足になる場合があります。
また、一度何らかの理由で痛みを感じてしまうと、その痛みに対する不安や緊張がストレスとなってうるおいが不足し、また痛みを感じてしまうという悪循環が生まれる可能性があります。
パートナーに相談するなどして、一人で悩みすぎないようにしましょう。